LZ A5の後継機として登場した、
LZ A6のレビューです。
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今回このLZ A6は七福神商事さんから
レビュー用の試聴機としてお借りすることが
できました。ありがとうございます。
2pinとMMCXの2タイプありますが、
今回お借りしたのは2pinタイプです。

◻︎早速開封してみた
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黒にメタリックパープルの印字が
カッコイイパッケージになっています。

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スリーブを外して箱を開けると、
イヤホン本体とセミハードケースが
顔を出します。A5はメタルケースだったので、
コストを音質面に振ってくれたのかな⁇と
この時点で少し期待してしまいました。

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さらに箱を開け進めていくと、
7ペアのイヤーピース、9種類のノズルと
ケーブルが出てきます。
ケーブルはL字型の3.5mmプラグで
各所が金属製のパーツになっています。
ゴムの皮膜はありますが柔らかく、
サラサラとしていて取り回しも良好です。
イヤホン本体からケーブルまで
黒色に統一されていて「黒将軍」
という名前がまさに似合っていますね。

◻︎イヤホン本体の形状
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イヤホン本体にはフェイスプレートの
「LZ HIFI AUDIO」「LOUD」の印字のみで
とても洗礼されたデザインになっています。
A5のときは色々あったので、
このような変化は好印象ですね。
ノズルはねじ込み式で加工精度も高く、
しっかりとはまってくれます。
ノズルを外すと中のBAがちらっと見えます。

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今回は2pinタイプということで、皆さんが 
気になるであろうコネクター部分です。
埋め込み型の2pinで付属のケーブルを
刺してみると、固めのコネクターで
しっかりとした作りという印象でした。
ステム径も一般的なので、
多くの他社製イヤーピースが使えます。

装着感はイヤホンの形状からわかるように
耳に馴染みやすくフィット感は良好です。
ただ、他のイヤホンより筐体が大きめなので
人を選ぶかもしれませんね。

◻︎LZ A6の3つの特徴
1.ドライバー構成
1DD+4BA+1CT(セラミックツイーター)の
3種類のドライバーを搭載した
4Way計6ドライバーのイヤホンです。
LZ A5の1DD+4BAに対して、
「ハイブリッドの設計思想をより推し進め
超高音域部分にCTを採用することで、
BAの高域の伸びを補完し音質の向上を図った」
そんな立ち位置にあたるかと思います。

2.9種類のサウンドチューニング
LZのイヤホンに従来から搭載されてきた
ノズル(フィルター)交換機能をA6に最適化し、
9種類のノズルが付属します。
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TypeA:10Hz~40kHz  
・青色-3kHz~7kHz +3db
・黒色-3kHz~7kHz ±0db
・赤色-3kHz~7kHz -3db

TypeB:15Hz~30kHz 
・金色-3kHz~7kHz +3db
・灰色-3kHz~7kHz ±0db
・ピンク色-3kHz~7kHz -3db

TypeC:20Hz~20kHz 
・濃青色-3kHz~7kHz +3db
・銀色-3kHz~7kHz ±0db
・紫色-3kHz~7kHz -3db

各タイプでイヤホンの再生周波数帯域を調整、
タイプの中で3kHz~7kHzの調整ができます。
まず基準となる±0dbのノズルで
聴いてから他のフィルターに変えると
音の変化がわかりやすいと思います。

説明書によると各ノズルのキャラクターは
以下のようになっています。

低音重視→赤色、ピンク色、紫色
ボーカル重視→濃青色、銀色
解像度重視→青色、金色、灰色、黒色

3.LOUDスイッチ(可変インピーダンス)
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(左がON、左がOFFの状態)

イヤホンのフェイスプレート部分にある
押し込み式のLOUDスイッチによって、
インピーダンス/感度を(押し込みでON)
変更することができます。

  ON​:20Ω/115db ⇄ OFF:45Ω/110db

それぞれの再生機器の出力の度合いで
音量を取りやすくするためにも使えますし、
単純にON/OFF時を比較すると
OFF時の方が高音域がややキツめ、
ボーカルは遠目に聞こえます。
9種類のノズルとスイッチによる2種類で
合わせて18種類の構成としているため、
音質の違いを楽しむ意図かもしれません。
このスイッチのオンオフによる変化は
再生機器の出力等で大きく印象が
左右されると思います。

◻︎LZ A6の音はいかに…
今回は付属のケーブルで
AcoustuneのAET07 Sサイズのイヤピに
AK70 MKIIを合わせて視聴しました。

ロックからPops、音数の多い楽曲も
試聴曲に含めて視聴しました。

・Type A
まずは標準の黒ノズルで一聴してみると
高音域の繊細さ…クリアという表現が
1番適しているでしょうか。
とにかく綺麗で決して下品さを感じさせず、
スッと伸びていく感じがしました。
音場の狭さは感じません。
音の繋がりも良く分離感もしっかりしていて
どこでどの音が鳴っているのかが
聴き取りやすいためだと思います。

-高音
高音域は特に目立って良いです。
目立つと言ってもシャリシャリせず
綺麗で繊細かつクリアな感じで、
他のイヤホンではなかなか聴くことが
できないサウンドではないでしょうか。
特にシンバルの質感、ヴァイオリンの繊細さ
にはグッと引き込まれました。
今までの記事でも高音域の伸びを
重視してきたのはお分かりだと思いますので、
個人的にとても気に入っていることが
伝わったと思います(笑)

-中音
ボーカルの距離は程よい感じで
高音域の伸びを邪魔せず、
その伸びに邪魔されない優秀な中音域です。
女性ボーカルでは中高音域の伸びがキレイで
男性ボーカルでは音の厚みから重厚な音、
低音ボイスがゾクっとする感じが良いです。

-低音
低音域の量感は控えめでボワつきは無く
ベースやバスドラムの存在を
しっかりと確認できるけれど、
こちらも上品というか中域から高域への
伸びを支えている力持ちポジションですね。

-総合して
サウンドバランスも良く、音量を上げても
その関係が崩れることはありません。

どの帯域もしっかりと鳴っているため、
「もう少しここの音が〇〇だったらなぁ」と
感じることもほぼほぼ無いと思います。
そう感じたときのためにLZは
ノズル交換機能を用意しているのですよ(笑)
しかも黒ノズルを含めて9パターンもです。

とここまで黒ノズルの印象を書きましたが、
標準のノズルでも十分な完成度でした。
赤ノズルでは黒ノズルの低域の量感を
そのまま増やす感じでした。
相対的に高音域のシャキシャキ感が
薄まるような印象です。
青ノズルは黒ノズルの高音域を伸ばし、
ボーカルに少し厚みを増した印象です。

・Type B、TypeC
TypeAと比べるとノズルの変更も加味して
やや高音域の表現力が劣るとは言えませんが、
少しおとなしいような傾向だと思います。
中低音の厚みや量感が結構変わります。
ノズルを変えると確かに音は
変わりますがその差を表現するのは
難しいので、曖昧な感じですが…
どのノズルでも音の破綻は無く、
聴く曲に合わせてノズルの設定を
煮詰めていけると思います。

個人的にはType Aの黒ノズルと
青ノズルが気に入りました。

◻︎総評
※1〜5の1刻みの5段階評価
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総合点:★★★★★-(5)
デザイン・外観:★★★★★-(5)
音質:高音-★★★★★-(5)
        中音-★★★★-(4)
        低音-★★★★★-(5)

ということでいつもより気合いを入れて
書いたので長くなりました(汗)
ここまで読んで頂きありがとうございます。

LZ A6はノズルとスイッチで18種類の構成と
書きましたが、さらにイヤーピースや
ケーブルの交換で自分好みの音質へと
設定を煮詰めることができます。
この過程では音の変化をゆっくりと
時間をかけて楽しみことができるのも
A6のまた1つの特徴でしょうか。

私自身、中高音域が伸びる音が好きなので、
(できるだけ客観的に書いているつもりですが)
このレビューを読んで「合わないかも?」と
思われた方でもノズルやケーブルなどで
調整すれば低音を出すこともできるので
是非1度視聴してほしいなと思います。

今回はレビュー用の視聴機として
お借りしましたがかなり気に入ったので
近いうちに購入したいと思います。
次回はTwitterにこそっと載せた
イヤホンのレビューをアップします。

◻︎購入サイトはこちら

・Amazon(七福神商事より販売)